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ペットブームの再来と言われる現代では大勢の方が猫や犬などのペットを飼っていますが、中には飼育することができなくなったり飽きてしまったことが原因でペットを捨ててしまう人もいます。そんな捨てられたペットをこっそり自分の土地に建てたペットハウスで世話し続けてきたのが坂根賢治という人物です。

坂根賢治という人物について

坂根賢治はよくも悪くも印象の薄い人物として知られています。近所付き合いもしませんし、独身でワンルームのアパートに暮らしていた彼と交流を持とうとする人は近所にいなかったのです。元々彼はこの土地で生まれ育った人物ですが、両親が亡くなってからは実家を出て一人暮らしを始めたのです。
近所での寄合はもちろん、ちょっと彼を知る人物から飲みに誘われても決して行こうとはしない人物でした。そんな彼を「ケチ」と陰口をたたく人も何人かいたのは事実です。

坂根賢治の真実

坂根賢治は近所ではお金を殆ど使わないケチな人物とも言われていましたが、決してそんなことはありませんでした。彼は捨てられている犬や猫を保護する活動を長年に渡って続けてきたのです。彼がお金をなるべく普段から使わないようにしていたのは保護した猫や犬の世話をするためだったのです。
坂根賢治は実家のある場所に一定の大きさのペットハウスを建てていました。そこで引き取った猫や犬をたった一人で世話していたということです。しかも、全ての犬や猫にワクチン注射を受けさせていたのです。

命の尊さを知る人物

坂根賢治のペットハウスは近所の人によって知ることとなり、瞬く間に坂根賢治の名は有名になりました。メディアがこぞって彼のことを取材しようとしましたが、彼はそんなことに時間を取られるのは御免だとばかりに断り続けていました。
しかし、皮肉にもメディアが取り上げたことでペットを引き取ろうとしてくれる人が増えたり、ボランティアで手伝いをしてくれる人が増えたそうです。彼も一人で動物たちの世話をするにも限界があると感じていたようですからこれは怪我の功名というやつでしょう。

坂根賢治のことを目立ちたがり屋、偽善者と批判する人たちもいますが、ならその人たちは彼と同じことをできるのでしょうか。また、偽善であってもやらないよりマシという言葉もあります。彼が手を差し伸べたことで命を救われた動物は沢山いますし、彼のしたことに意味がなかったとは誰もが思っていないでしょう。素晴らしい人物です。

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